震災以降、普通に何事も無かったかの様に見える人(もしくはそのように振舞っている人)と、
疑心暗鬼で暗中模索な気持ちを曝け出している人との二通りに見える。
私のように東京に居て直接大きなダメージを負った人でなくても、被災地や原発から送られてくるショッキングな情報に強烈な何かを感じたに違いない。
大切な人や今まで培ってきたものを失うことへの恐れ。
日常の大きな変化。将来への不安。
複合的で甚大な影響が日本を覆っている。
とにかく今もこれからも目の前のことを精一杯やるだけなのだが、
正直、あの日から自分の中で何かが変わった。
特に物欲が無くなった。
大枚叩いて組んだYETIもSALSAも乗っていない。
近所や都内に出かけるときはもっぱら95年に組んだMTBに乗っている。
安物だが自分で思うように作ったから当然だとは思うが使い勝手が良い。
カメラもデジタルのD90ではなくフィルムのF100ばかり使っている。
お陰で未現像の撮影済みのフィルムは溜まる一方だ。
最新だったり高機能だったり。
そういったものが全て良いと思って手に入れたわけではないが、少しはそういった節もあった。
でもサクッと買ってしまったものほど愛着は少ない気がする。
言葉では言いにくいが、自分が一番輝いていた時の記憶や経験は何事にも変えがたく、
その時の思い入れが物にも反映されている気がする。
自分に合うものが何かハッキリしてきたようなので、
必要ないものは処分することにした。
歳を重ねる毎に何かと背負うものが多くなるものだが、
私の場合は逆なので心配でもあるところ。。。
とにかく今は身軽でいたい。
それを元手に旅の計画中。
原点に帰ってのんびりツーリングか、徒歩で街道を行くか思案中。
1本の音楽 / 村田和人
何かを得るか。
何も得ないか。
楽しみだ。
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